レオノーラ・エヴェリーナ・パイパー(1859~1950年)。
アメリカの有名なトランス霊媒。
SPR(心霊現象研究協会)の厳しいテストをパスした数少ない霊媒のひとり。
テストは1889年、イギリスで行われたが彼女はイギリスへ来たのが初めてで到着と同時に監視がつけられた。
彼女の交霊会にはSPRの人々のほかに、彼女とは初対面の人々がしかも匿名で参加した。
だが、この厳しい条件のもとでも彼女の支配霊フィニュイ博士は、それらの人々の親や兄弟について正確な事実を述べることが出来た。
そのうえ、なかには当の本人さえ知らず、後で調べてみて初めて事実だとわかったものまであった。
これにはさすがに疑い深いSPRの人々も彼女の能力を認めないわけにはいかなかった。