素手もしくは食事用ナイフなどの簡単な道具で患部を切り開いて病気を治すという心霊治療の一種。
消毒も麻酔もしないが多くは痛みをともなうことはなく切開部は手術後すぐ自然に閉じて傷跡も残らない場合が多い。
心霊手術で摘出されたものの中には動物の血や臓物などが確認されるケースがあり、それについては術者の手や添え綿の中に血袋や臓物を仕込んだトリックではないかという説もある。
しかし手術不能の脳腫瘍で失明していたアメリカの生化学者ドナルド・ウェスタビークは自らフィリピンの有名な心霊手術師、故トニー・アグパオアの施術を受けて見事に回復している。
また、ブラジルのアリゴーの場合はちゃんと手術の傷跡が残ることもあった。
少なくとも、すべてがトリックだともいえないようである。
なお、心霊手術師のことを心霊外科医ということもある。