かぐや姫のコンサート中に「私にも聞かせて」
かぐや姫といえば「神田川」などで知られる1970年代に活躍した有名なフォークグループ。
1975年4月12日に東京神田共立講堂でかぐや姫の解散コンサートが行われた。
そのコンサートを録音したところ「私にも聞かせて」という奇妙な音声が入っていたというもの。
この音源はとても有名で心霊番組なんかではよくとりあげられている。
0:34秒くらいから
たしかに「私にも聞かせて」と言っている。
ちなみにこの声は解散コンサートの会場の真ん中らへんの高い位置に設置してある集音マイクからの録音なので、このような人の声が入るはずがないのである。
稲川淳二が当時のことを語っている「生き人形」という怪談がある。
この解散コンサートの前にかぐや姫宛に熱狂的なファンから手紙が届いた。
「コンサートを楽しみにしてるが私は病気のためコンサート前には死んでしまうでしょう」というもの。
この手紙に対し南こうせつさんは「何弱気な事言ってるんだ」とエールを送った。
しかし数日後に、あの少女の友人と名乗る人物から手紙が届いた。
「彼女は亡くなりました。でも、今度のコンサートには彼女の写真を持って行きます」と。
この手紙をもらい、かぐや姫の南こうせつさんは号泣していたという。
そのコンサート中に録られた「私にも聞かせて」という音声は、彼女の無念の気持ちが声となって録られたものではないかと言われている。
また、これを逆再生すると同じ声で「私もそこに行きたかった」と聞こえる。
これは怖い。本当に「私もそこに行きたかった」と聞こえる。
これには面白い解析があって言葉は母音+子音でできているので逆さから読むとそれらしく聞こえるというもの。
簡単な説明だが、まず母音は日本語だと「あおいえお」である。
子音とは、あ行以外の音から「あいうえお」を取った音、すなわち「か」であれば「ka」から「a」を抜いた音、同様に「き」であれば「ki」から「i」を抜いた音である。
ということで「私にも聞かせて」をローマ字にすればよりわかり易くなる。
「"wa""ta""shi""ni""mo""ki""ka""se""te""」これを逆にすると「"e""te""sa""ki""ko""mi""ni""h""sa""ta""w"」
日本語にすると「えてさきこみhさた」となる。
逆再生ではこのような意味不明な言葉になるのだが、人は声を解釈しようと意味のある言葉に変換させてしまうため「えてさきこみhさた」が「私もそこに行きたかった」と聞こえてしまうというもの。
このテープの所有者は竹内義和だが、あまりにも怖いため事務所の奥に放り込んでいつも行方不明な状態。
しかしテレビ局などから使わせてほしいと言われる度に、事務所の机に乗ってたり、開けた引き出しに入ってたり突然出てくるのだという。
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