旧チェコスロバキアの工業技術者ロベルト・パヴリタが考案した超能力のエネルギー(サイコトロン)に反応すると称する一連の装置。
人間が凝視すると逆回転を始めるプロペラや、簡単な操作で磁化する木製器具など多くの種類がある。
パヴリタによると、彼はこれを、ある種の古文書にヒントを得てつくりあげたのだという。
旧ソ連の有名な物理学者で頑強な超能力否定論者として知られるA・キタイゴロツキー教授は、同様の機械を自分でつくって研究してみたところ、これらはいずれも近くにいる人間の体温によって空気が対流する簡単な物理的原因で発生する一種のトリックにすぎないことがわかった、と主張している。
しかし、教授が解明したのは多くの種類の中のほんのいくつかにすぎないし、教授のいう物理的原因を排除した条件下でも装置が動作したという報告もあり、教授の説明ですべてが解明されたとするわけにはいかないと考える人もいる。